アメリカは多様な文化と壮大な自然を誇る国です。首都ワシントンD.C.の「ホワイトハウス」、ニューヨークの「自由の女神像」、ロサンゼルスのハリウッド、サンフランシスコの「ゴールデンゲートブリッジ」などが象徴的な観光スポットです。
この記事では、関西国際空港を利用して、アメリカへビジネス渡航や海外旅行をする方向けに、アメリカドル（米ドル）をお得に両替する方法と、両替時に知っておきたい注意点などをご紹介します。
関西国際空港でお得にアメリカドルを両替するなら、当日の「両替レート」をチェック
海外旅行の事前準備として欠かせない「外貨両替」。できれば日本語の通じる国内で準備しておきたいなどの理由で、出発前に関西国際空港内の両替所をご利用いただく方も多いのではないでしょうか。
関西国際空港において、日本円からアメリカドルへ両替できる両替所は、紀陽銀行やトラベレックス、関西国際空港直営両替店など、合計で約13件の外貨両替所があります。
お得に両替をするには、当日に両替所の店頭などで掲示されている両替レートを比較し、両替レートの安い両替所を選択するのがよいでしょう。ただし、利用する場合にはいくつか注意しておく点があります。
関西国際空港内の両替所を利用する際に気をつけたいこと
空港内の両替所を利用する際には、下記のような点に気を付けて利用するのがおすすめです。
- 両替所は混み合うと行列になることも
- ２４時間営業ではない両替所が多い
- 利便性は高いが、両替手数料が高い
- 事前に両替もできる“お得”な選択肢も
詳細については、次の事項より順に解説します。
時間には余裕を持っておき、事前に営業時間の確認を
空港へのアクセスには、周辺の交通状況や電車の遅延など、予期せぬトラブルが発生する可能性があります。そのため、時間に余裕を持って空港に到着することをお勧めします。
また、繁忙期には空港の外貨両替所に長蛇の列ができることもあります。空港の外貨両替所は24時間営業していない場合も多いため、搭乗時間前に必要な手続きがある場合は、事前に営業時間を確認しておくこともお勧めします。
アクセスについて
例えば車移動の場合、道路事情によっては混雑することもあるため、3時間前には到着しておくように心がけると余裕が生まれます。
関西国際空港は、南海電鉄の特急「ラピート」や、JR西日本の「はるか」など、電車での交通アクセスが充実しています。渋滞等のリスクを避けるため、電車を利用するのも選択肢のひとつ。事前に路線アプリなどをチェックして余裕を持った出発を心がけましょう。
アメリカドルはどこで両替する？（空港内の両替所の場合）
「関西国際空港」の両替所の場所と営業時間
関西国際空港には第１ターミナル、第２ターミナル、関西空港駅に以下の外貨両替所があります。それぞれの営業時間を記載しますので参考にしてみてください。
第１ターミナルビル
| 場所 | 店舗名 | 営業時間 | 電話番号 |
|---|---|---|---|
| 1F国際線到着ロビー | 紀陽銀行 | 09:00～17:00 | 072-456-7026 |
| 1F国際線到着ロビー | トラベレックス | 07:00～22:30 | 072-447-5472 |
| 4F国際線出発ロビー | トラベレックス | 07:00～22:30 | 072-447-5725 |
| 国際線ゲートエリア | 関西国際空港直営 外貨両替 | 6:30～24:15 | 072-455-4115 |
第２ターミナルビル
| 場所 | 店舗名 | 営業時間 | 電話番号 |
|---|---|---|---|
| 国際線出発エリア | 関西国際空港直営 外貨両替 | 5:40～21:25 | 080-2335-1032 |
関西空港駅
| 場所 | 店舗名 | 営業時間 | 電話番号 |
|---|---|---|---|
| 南海電鉄関西空港駅 改札前 | トラベレックス | 10:00～18:30 | 072-456-8725 |
なお、両替所の情報は2024年4月現在の情報となります。
詳細は関西国際空港よりご確認ください。
渡航先の空港の両替所
「ロサンゼルス国際空港」の両替所の場所と営業時間
アメリカ西海岸最大の空港、ロサンゼルス国際空港は9つのターミナルに分かれており、日本からの国際線はターミナルBと呼ばれるトム・ブラッドレー国際線ターミナルに到着します。
両替所はICE （Inter National Exchange）があります。場所と営業時間を以下に記載しますので参考にしてみてください。
| ターミナル | エリア | 店名 | 営業時間 |
|---|---|---|---|
| ターミナルB | 到着階（保安検査前） | ICE外貨両替 | 6：30－21：30 |
| ターミナルB | 出発階（制限フロア） | ICE外貨両替 | 8：00－23：00 |
| ターミナルB | 南出発（制限フロア） | ICE外貨両替 | 8：00－23：00 |
| ターミナルB | 出発階 （ANAチケットカウンター隣） | ICE外貨両替 | 7：30－22：30 |
| ターミナル2 | 出発階（保安検査後） | ICE外貨両替 | 6：00－13：30 |
| ターミナル4 | 出発階（保安検査後） | ICE外貨両替 | 15：30－22：30 |
| ターミナル6 | 出発階（保安検査後） | ICE外貨両替 | 6：00－13：30 |
| ターミナル7 | 出発階（保安検査後） | ICE外貨両替 | 6：00－22：30 |
※詳しい場所と営業時間はロサンゼルス国際空港のサイトにてご確認ください。
フライトスケジュールもあわせて確認を
空港の両替所は、時間によっては混み合う可能性もあります。現地到着後、余計な時間を取られたくない方は、日本国内で外貨両替を済ませておくのがよいでしょう。
空港内の両替所は、便利な一方で両替手数料が高めに設定されている
空港内の両替所は、空港を利用するついでや、搭乗前後の空き時間を利用して、手軽に両替ができるので大変便利なのですが、下記の図のように、その他の両替方法と比べると、両替手数料（レート）が高めに設定されていることが一般的です。
日本での事前両替がおすすめ
アメリカの空港での両替は手数料が高いのでおすすめしません。
例えば、ロサンゼルス国際空港内の外貨両替所で、日本円からアメリカドルへ両替した場合、両替手数料が約19～22％（10万円の両替で19,000～22,000円）もかかってしまいます。
一方、関西国際空港で日本円からアメリカドルへ両替した場合、両替手数料が約1～3％（10万円の両替で1,000～3,000円）と、先ほどと比較すると、両替手数料はかなりお得です。
また、日本国内で日本円からアメリカドルに両替する手段は、空港、銀行、金券ショップ、宅配サービスなどたくさんありますが、両替手数料に大きな差はありませんでした。
おすすめは、自宅で申し込みと受取が完結する外貨宅配サービスです。レートは日々変動しているので、旅行までに余裕がある方はレートが低いタイミングで両替しておくとよいでしょう。
アメリカドル（米ドル）の外貨両替手数料を比べてみると・・
| 外貨両替店 | 両替手数料 | 10万円両替したときの手数料 |
|---|---|---|
| 関西国際空港 | 1～3% | 1,000～3,000円 |
| 日本国内銀行 | 2～4％ | 2,000～4,000円 |
| トラベレックス（国内） | 3～5％ | 3,000～5,000円 |
| ロサンゼルス国際空港 | 19～22％ | 19,000～22,000円 |
| ジョン・F・ケネディ国際空港 | 19～22％ | 19,000～22,000円 |
| シカゴ オヘア国際空港 | 19～22％ | 19,000～22,000円 |
| 金券ショップ | 2～4% | 2,000～4,000円 |
| 外貨宅配サービス | 1～3% | 1,000～3,000円 |
アメリカドルをお得に両替するコツは？その他の両替方法の利用も検討を
お得に日本円からアメリカドルへ両替したいとお考えで、旅行の出発日までに余裕がある場合は、手数料の高い空港での両替を避けて、金券ショップや外貨宅配サービスなどの手数料の安い両替方法をおすすめします。
特に外貨宅配サービスは、レートがお得なだけでなく、インターネットから申込をして、自宅で受け取ることができるため、出発当日に混雑した両替所で両替・・・なんてこともなく、とても便利です。
申込をしてから外貨が届くまで数日かかりますが、両替レートがとても安いのが特徴です。インターネットでの申込に抵抗がなく、時間に余裕のある方にとっては、かなりお得な選択肢となります。自宅での受け取りの他にも、国内の主要空港併設の郵便局で受け取ることができる「空港局留め」に対応している事業者もあるため、利便性も高いです。
注意点として、事業者によっては両替金額の下限が設定されていたり 、外貨宅配の送料が別途必要になることもあるため、よく比較することをおすすめします。
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